ゲド戦記・クモについて

 まさかの初記事がゲド戦記のクモについて。ぶっちゃけありえない。


はじめまして、こんにちは。


これが初記事です。(大事な事なので2回言いました)


個人の日記くらいのものだと思って下さい。



 私はゲド戦記を某レンタルショップで60円で借り、家でただただクモが出てくる部分を無言で再生しまくっていました。(ついさっきもしていた)


最初に断っておきますが、少しネタバレします。あと原作は読んだことがありません。時間があったら必ず読もうと思っています。


話を戻しましょう。そもそも、何故ゲド戦記を観ようと思ったのか。

それは、この間の金曜ロードショーでやっていたもののけ姫がきっかけでした。

私はもののけ姫の様なシーンによって好き嫌いが分かれるジブリは今まで見たことがなかったのですが、意外と見れるし多少そういうシーンがあった方が刺激を感じてむしろ好き。だからふと、「あ〜怖い(シーンもある)ジブリをもっと見てみたい」と思ってしまったのです。そこから色々とネットで調べた結果、ゲド戦記に辿り着きました。


まず初めにクモを知ったきっかけは、私が通っていた小学校の図書室にジブリの挿絵(アニメの写真)付きの大きいサイズの本がありまして、そこには、有名な千と千尋の神隠しとなりのトトロ、そしてもののけ姫ゲド戦記など沢山のジブリ本がありました。私は片っ端から本を開き、写真のみを見ていたので、以前からクモの存在は知っていました。(話も読めよ)

この頃は無知すぎて、タタリ神のあの赤黒い触手をうわ〜すっげえな、埋もれてみたい、だとか、クモを綺麗な魔女、名前は可愛いのに見た目は可愛くないウサギ、などまあかなり可笑しい認識でしか考えていませんでした。

しかし、今ではこの記事を書く程クモ様の大ファン(?)になってしまい、毎日見てはビジュアル、声、喋り方、仕草、行動、性格全てが素晴らしいだとか思ってしまう程頭がおかしくなっています。(その後にケイゾクというドラマで割と印象に残るグロくないけどちょっといろんな意味で怖いものを見たのも原因)ごめんね過去の自分。


ネットでクモの事を調べてみると、トラウマ、怖い、最期というような不吉なワードしか並びません(笑)

クモを好きな自分にとっては、話題にされているだけ嬉しいような少しショックなような。

確かに、最期のシーンは恐ろしかった。終始苦笑いしか出来なかったです。まあでも子どもじゃないし、観る前にネットで最期のクモの画像を見ていたので、トラウマとか怖いみたいな感情はなかったかな。

むしろ「うわ〜焼かれてるよ、魔女狩りか」みたいに客観的にも見つつ、少しクモが可哀想だな、とも思っていた。

一般的に考えれば、クモは悪役なのにさっき言った可哀想っておかしいよね。自分でもちょっとおかしいなって思ってる。

でも、クモが一体どれくらい生きているのかはわからないが、それまで永遠に生きる力を手に入れるために沢山勉強してきたのなら、なんだか今までの努力が水の泡でかわいそうだなあ、とか思ってしまっていた。


初めてクモが登場するシーンは、ウサギと他の家来数人がクモのいる部屋に報告をするため入室しようとするシーン。

ウサギ達が入室する前まで、クモは燃える蝋燭の前でいかにも古そうな本を開き、指で文字を追いながらぶつぶつと口に出して読んでいた。

そのシーンはクモが魔法を使っているような感じは一切無く、むしろセンター試験直前の頭の切れる、こいつなら絶対国公立合格するだろうみたいな真面目でコツコツ勉強する優等生の様に見えた。

原作を読んでいないのでやっぱりクモがどういう過去を送ってきたのかはイマイチわかっていませんが、何回も何回も見ていると、これを生きている間死にたくないが為に続けてきたのだろうかと考えると、もはや悪者と思えなくなってくる。(まだクモが自分の手で悪さをするシーンがないから)

というより、自分の欲望の為にそこまで努力できる努力がすごいと思った。人として尊敬する。

もしかしてそれを今まで誰にも認めてもらえずずっと続けてきたのだろうか…

あとウサギや家来は自ら手下になったの?それとも操られているの?

手下はあくまで自分の欲望を実現するための手段を広げる近道に過ぎないだろうし…

ごめん原作読まないとな。


あと、主人公アレンがクモの館でクモのあのドロドロの液体でしょうか、まあそれっぽいものをベッドで半ば強制的に飲まされ意識が朦朧とし、視界がボヤけるシーンがあるのですが、そのぼやけたクモがまあなんと美しいのでしょう。(ぼやけてなくても美しいよ!)女性だと視聴者に間違われてもおかしくないですね。そういう女性の様なしなやかさ、色っぽさも兼ね備え、肩幅や身長、頭は男性の様に大きく、手や足は少し骨ばっている辺りの中性的な風貌、そして田中裕子さんのあの静かで冷酷な声が本当に魅惑的だなあと。アレンを川(池?)から連れ去る時の静かな微笑やお姫様抱っこによる体格の差が見ていてもう、うわ〜アレン意外と小さい、クモでけえとか思いました。アレンクモにあれこれされて羨ましい(笑)

元々銀魂の吉田松陽先生及び虚、桂などの長髪美形な二次元の男性がすごく好きだったし、悪役を好む傾向にあるので余計好みにドンピシャでなんというか、自分の趣味がよく分かります…というか、悪役って主人公よりも人間の奥に隠れる残酷さや欲望が表れていることが多いみたいなので、私にとってそこまで自分の欲望に忠実に動けるのがすごい、誰彼構わず我儘を言えるのが羨ましい、とか思ってしまう。(この悪役ネタはどこかで読みましたね、はい)

だからぶっちゃけクモの努力している所やビジュアル、落ち着き、全てが憧れです。現実じゃなかなか出来ませんから。

ただ自分で息の根を止めておいて死んだ死んだかわいそうだはやっぱり頭のネジが飛んでますね、そこは人間としてダメですわよクモ様


とりあえずここまでにしておきます、また言いたいことがあったら続きを書きます。

それでは!